北大阪医療生活協同組合
人の暮らしと、地域に根ざした 生涯医療
嚥下リハビリラウンド

2021.01.13

当院は「口から食べる楽しみを最期まで」「寝かせきりにしないケア」をモットーに

日常ケアを行いその活動の一つに摂食嚥下サポートチームが3年前に発足しました。

今年はそのチームの中で摂食嚥下チームと嚥下リハビリチームに分かれ、さらに充実したケアを提供しています。

嚥下リハビリチームの目的は肺炎予防や摂食機会の確保につなげるために毎月1回病棟患者様を対象にラウンドを行っています。

写真の患者様は99歳の女性で食欲があるが誤嚥性肺炎を繰り返しており、肺炎を予防し食べ続けていくにはどうやってアプローチしたらよいかを多職種で話し合っています。

高齢になればなるほど筋力低下や認知症などさまざまな原因で食べ続けていくことが難しくなっていきますが、私たちは、患者様が食べたいと願う度に食事量を調整したり、呼吸リハビリとして笛訓練をするなど方法を工夫し、少しでも食べられるチャンスを作っています。

療養型病院として患者様が食べる喜びや生きる喜びにつながるケアをこれからも考えていきたいと思います。