北大阪医療生活協同組合
北大阪医療生活協同組合
人の暮らしと、地域に根ざした 生涯医療
新年のご挨拶

2025.01.22

あけましておめでとうございます。新型コロナ(COVID-19)がインフルエンザなどと同じ5類感染症となり、いわゆるアフターコロナ時代に突入した感のあった2024年でした。けっしてコロナが収束したわけではなく、2024年11月下旬に当院病棟でも感染者が増え、隔離せざるを得ませんでした。医療機関を訪れる際には、最低マスクはつけていただきたいものです。

2024年には診療報酬改定がありました。療養病棟においては入院患者のADL区分が大幅に変更され、ADL区分はこれまでの9区分から27区分に増えました。又、医療従事者の給与改善を目的に新たに「ベースアップ評価料」が新設されました。しかし、医療機関への財政的支援の縮小、ワクチン収入の減収とあいまって、当初の試算では赤字も出るのではないかと予想されましたが、病院スタッフ一同の1病棟複数人の入院受け入れなどの頑張りと創意工夫で、これまで同様の業績を上げることができました。心から感謝申し上げます。

本年も電子カルテの強みを存分に生かして、多職種連携による真のチーム医療(認知症ケアチーム、栄養サポートチーム、摂食嚥下サポートチーム、呼吸ケアチーム、褥瘡対策チームなど)の更なる充実、作業療法士を中心とした患者様の療養生活の充実を図っていきたいと思っています。また図らずも豊能町において2件の整形外科医院が閉院し、当院に通院する方が増えました。昨年から火曜日と木曜日にも整形外科外来を開設し、またそれに伴って豊能町西地区の送迎バスも始め、患者様にご不便がかからぬよう対応させて頂いております。さらには同地区の高齢化が著しく、アウトソーシングではありますが、訪問診療も始める予定です。

今年も地域住民の皆様や組合員の皆様支えになるよう邁進していきたいと存じますので、よろしくお願い致します。





                                                            照葉の里箕面病院 院長 日裏彰人